全国初!中学生だけの競輪クラブ発足へ 福島・いわき市、競輪場を活用した選手育成
全国初の中学生競輪クラブ、いわき市が発足へ

福島県いわき市は、いわき平競輪場を拠点に中学生だけを対象とした「いわき平ケイリンクラブ」を発足させる。市によると、中学生のみを対象とした競輪クラブは全国で初めて。体験会を経て9月から本格的に活動を開始する見通しだ。

競輪場を活用した選手育成の狙い

いわき平競輪場は1951年に前身の「平競輪場」が開設され、2009年3月に現在の施設がグランドオープン。定期的に競輪開催が行われ、日本選手権などの大規模レースも開催されてきた。2024年からは高校生対象の「競輪甲子園」も実施。今年12月28~30日には競輪界最大のイベント「KEIRINグランプリ」が初開催される予定で、月1度程度は一般市民向けに競輪場を開放している。

市は競輪場を有する自治体として、将来の競輪選手や自転車競技選手の育成を目指す。自転車競技はオリンピック種目でもあり、早期からの育成が重要と判断した。

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全国初の取り組みと課題

市によると、中学生世代を対象としたクラブは学校や自治体では初めて。民間のチームで高校生と一緒に取り組む事例はごくわずかあるが、中学生だけのクラブは前例がない。これまで中学生が競輪競技に取り組むハードルとして、競技用自転車の高価格や転倒によるけがのリスクが指摘されていた。

市はこれらの課題に対応するため、競輪場が保有する自転車やヘルメットを無料で貸し出す。受講料は無料とし、スポーツ安全保険料などとして年2000円のみ徴収する。指導は所属選手が担当し、安全面にも十分配慮する方針だ。

体験会と今後のスケジュール

当面は市内の中学生を募集。まず8月9日と11日に体験会を開催し、競技用自転車に触れる機会を提供する。既に市内の全中学校を通じてチラシを配布し、広く参加を呼びかけている。

市公営競技事務所の木村丈二所長は「競輪場があるのに競技者が少ないのは寂しい。関心のある生徒に入り口を作り、成長を見守りたい」と話す。日本自転車競技連盟も「強化の意味では、早くから競技を始めるのはとても有効だ」と期待を寄せている。

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