三菱自動車は、2026年内に新型SUVとして「パジェロ」を復活させることを発表した。オフロード4WDの雄として長年親しまれてきたパジェロの歴史を振り返る。
初代パジェロ登場の背景
三菱はジープをライセンス生産していたが、輸出が制限されていた。ライバルメーカーが海外市場でシェアを伸ばす中、三菱は独自の4WD車開発を迫られた。国内でもアウトドアレジャー向け4WD需要が高まり、1982年に初代パジェロが登場した。
車名は、チリ・アルゼンチン地方のパタゴニア地方に生息する野生の猫「パジェロキャット」に由来し、「野性味と美しさ」の調和を願って名付けられた。当時はSUVという言葉は一般的ではなく、クロスカントリー4WDと呼ばれていた。
ライバル車にはトヨタ「ランドクルーザー60/70」、日産「サファリ」、いすゞ「ビッグホーン」などがあった。パジェロは乗用車的な乗り味を重視し、高い悪路走破性と日常使いの快適性を両立した、現在のSUVの元祖とも言えるモデルとなった。
初代パジェロの特徴
1982年5月にデビューした初代パジェロは、メタルトップとキャンバストップの2種類のボディタイプで登場。小型ピックアップ「フォルテ」のラダーフレームをベースとした堅牢な車体でオフロード走破性を確保しつつ、日常使いにも適した乗り心地を備えていた。



