転職面接で「あなたならA社(他社)の方が向いていますよ」と言われた場合、どのように切り返すべきか。キャリアカウンセラーの中谷充宏氏は「これは本当にA社を勧めているわけではない。面接官の意図を冷静に読み取る必要がある」と指摘する。
面接官が本当に知りたいこと
面接官はこの質問を通じて、応募者が「他責傾向」を持っていないかをチェックしている。不平・不満が溜まりやすく、入社後に問題社員化するリスクのある人を見極めるのが目的だ。
中谷氏は、前職の人間関係について不平・不満を問われた場合、「いえ、特にありません。皆と仲良くやっていました」と模範解答することを勧めている。もし具体的な不満を話してしまったとしても、最後はポジティブな方向でまとめるべきだと述べている。
不満を話してしまった場合の挽回法
例えば、「前職の上司が細かい人で、逐一報告を求められた。報告作業が仕事の大半を占める時もあり不満だった」と答えたとする。その後に、「退社した今振り返ると、若手で十分に活躍できていなかったため、上司が気遣ってマイクロマネジメントをしたのだと分析している。報告の都度アドバイスをもらい、次の期には目標に達した。今では感謝している」と付け加えれば、他責傾向があるという印象を和らげられる。
中谷氏は、このような質問に対する答え方次第で、採用・不採用が分かれると警告している。



