トヨタ自動車は中国での電気自動車(EV)生産能力を大幅に引き上げる方針だ。関係者によると、2027年までに現在の年間約40万台から3倍の約120万台に拡大する計画で、新工場の建設や既存ラインの改装を進める。
中国市場でのEVシェア拡大へ
中国は世界最大のEV市場であり、BYDなどの地元メーカーが急速にシェアを拡大している。トヨタはこれまでハイブリッド車に注力してきたが、EV需要の高まりを受け、戦略転換を迫られている。新計画では、2027年までに複数のEV専用モデルを投入し、中国市場での競争力を強化する。
生産拠点の増強
トヨタは上海市近郊に新工場を建設する方向で調整しており、既存の広州工場でもEV生産ラインを追加する。これらの投資総額は数千億円に達する見通し。また、現地のバッテリーサプライヤーとの提携も強化し、コスト削減と供給安定化を図る。
中国でのEV生産拡大は、トヨタの電動化戦略の重要な柱となる。同社は2030年までに世界で年間350万台のEV販売を目標に掲げており、中国市場での成功が鍵を握る。



