パナソニックは2025年までに、電気自動車(EV)向けリチウムイオン電池の新工場を建設すると発表した。投資額は約1000億円で、生産能力を現在比50%増強する計画だ。
新工場の詳細と生産能力
新工場は大阪府内に建設され、2024年に着工、2025年から量産を開始する予定。生産する電池は、主に北米向けのEVに搭載される。パナソニックのEV用電池事業は、テスラ向けが中心だが、今回の新工場では他の自動車メーカー向けも視野に入れる。
パナソニックは「EV市場の急速な拡大に対応するため、生産能力を増強する必要がある」とコメントしている。同社の2022年度のEV用電池の売上高は約1兆円で、2030年度には3兆円を目指す。
業界への影響と今後の展望
今回の投資により、パナソニックは世界のEV用電池市場でのシェア拡大を狙う。現在、同市場では中国のCATLや韓国のLGエナジーソリューションが先行するが、パナソニックは技術力と品質で差別化を図る。
また、新工場ではリサイクル材料の使用を検討しており、環境負荷の低減にも取り組む。パナソニックは「サステナビリティを重視した電池生産を実現する」と述べている。



