EVシフトの誤算、日産が中国で販売低迷する理由
日産が中国でEV販売低迷、シフトの誤算

日産自動車の中国市場での販売が低迷している。2023年の販売台数は前年比16%減の79万台にとどまり、特にEV(電気自動車)シフトに乗り遅れたことが大きな要因とみられる。中国市場ではBYDなど地元メーカーがEVで急成長しており、日産の存在感が薄れている。

販売低迷の背景

日産は中国で長年、ガソリン車を中心に販売してきたが、EV需要の高まりに対応できていない。2023年に発売したEV「アリア」の販売は振るわず、充電インフラの整備や価格競争で後れを取っている。中国汽車工業協会によると、2023年の中国全体のEV販売は前年比36%増の約950万台と急拡大しているが、日産のシェアは1%未満だ。

競合他社との差

BYDは2023年に約300万台のEVを販売し、世界最大のEVメーカーに躍り出た。一方、日産は中国市場でEVのラインアップ不足に加え、ブランド力の低下も課題だ。日産の中国事業責任者は「市場の変化に迅速に対応できなかった」と述べ、戦略の見直しを進めている。

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今後の展望

日産は2024年以降、中国市場向けに新型EVを投入する計画だが、競争激化で挽回は容易ではない。アナリストは「日産が中国で再び成長するには、EVの価格と性能で差別化が必要」と指摘する。また、日産は中国での生産能力を削減する可能性も検討しており、厳しい局面が続きそうだ。

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