日産自動車は16日、16年ぶりに全面改良した大型ミニバン「エルグランド」の新型車を発売した。独自のハイブリッド技術「e-POWER(イーパワー)」の次世代版を搭載したハイブリッド車(HV)のみの販売で、希望小売価格は標準モデルで689万7000円、上位モデルは757万9000円。高い運転性能や乗り心地の良さなどを打ち出し、この16年間でトヨタ自動車の「アルファード」などに席巻された市場で巻き返しを図る。
16年ぶりの全面改良、HV専用モデルで勝負
16日、横浜市の日産本社で開いた発表会で、国内販売を統括する星本総執行役は「新型エルグランドならではの走りや空間を体験してほしい」と強調した。新型エルグランドは、ガソリン車の設定をなくし、電動4輪駆動のHVのみの販売とした。同社最先端の技術を搭載したエンジンで発電した電気を使ってモーターで走行することで、燃費は従来比で7割向上し、1リットル当たり16.8キロとなった。加速時のエンジン音を抑えるなど車内の静粛性も高めた。先進技術など性能面などを前面に打ち出したことで、ほぼ同型のアルファード標準モデルのHVタイプ(581万9000円)より、価格は高くなった。
競合のアルファード市場で巻き返しなるか
トヨタの高級ミニバン「アルファード」は人気を維持している。当初から突出して人気だったわけではなく、3代目モデルのインパクトのある外観でヒットした。さらに、残価設定クレジットによって地方の若者にも手が届くようになり、長期的な人気につながっている。日産は新型エルグランドで、このアルファードが席巻する市場に切り込む。新型車の投入により、ミニバン市場の競争は一層激化することが予想される。
価格と燃費性能の詳細
新型エルグランドの価格は、標準モデルで689万7000円、上位モデルで757万9000円。燃費は1リットル当たり16.8キロで、従来比7割向上した。また、加速時のエンジン音を抑えるなど、車内の静粛性も高めている。先進技術を搭載し、高い運転性能と乗り心地を実現した。日産はこれらの特徴を前面に打ち出し、競争が激しいミニバン市場でのシェア拡大を目指す。



