中国EV市場で日本勢苦戦、BYDが存在感増す背景
中国EV市場で日本勢苦戦、BYDが存在感増す背景

中国の電気自動車(EV)市場で、日本メーカーの存在感が急速に低下している。一方、中国大手のBYD(比亜迪)は販売台数を伸ばし、テスラを抜いて世界首位に立った。2024年のBYDのEV販売台数は約158万台で、前年比約12%増。テスラの約123万台を大きく上回った。

日本メーカーの苦戦要因

日本メーカーはハイブリッド車(HV)で強みを持つが、EVへのシフトが遅れている。中国市場では政府のEV補助金や充電インフラ整備が進み、EV需要が急拡大。日産やトヨタはEVのラインアップ拡充を急ぐが、シェアは伸び悩んでいる。

日本自動車工業会のデータによると、2024年の中国市場における日本車メーカーのEV販売シェアは約5%にとどまる。一方、BYDは約30%のシェアを占める。

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BYDの成長戦略

BYDは低価格帯から高級車まで幅広いEVを投入し、中国国内市場で存在感を強めている。また、バッテリー技術やサプライチェーンの垂直統合によりコスト競争力を高めている。BYDの広報担当者は「当社の強みは技術と価格競争力にある。今後も中国市場でのシェア拡大を目指す」と述べた。

さらにBYDは欧州や東南アジアなど海外市場にも積極的に進出。2024年にはタイに工場を建設し、地域のEV需要を取り込む計画だ。

日本勢の巻き返しは可能か

日本メーカーもEV投資を加速している。トヨタは2026年までに10車種のEVを投入する計画。日産は中国市場向けに低価格EVを開発中だ。しかし、競争激化で価格競争が厳しく、利益率の低下が懸念される。

専門家は「日本メーカーが中国市場で巻き返すには、現地ニーズに合った製品開発と迅速な意思決定が必要」と指摘する。

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