中国の電気自動車(EV)大手、比亜迪(BYD)は、日本市場に新型コンパクトSUV「ATTO 2」を投入すると発表した。2025年4月に発売を予定しており、価格は約350万円からと見込まれている。BYDは既に日本で「ATTO 3」や「ドルフィン」などを販売しているが、ATTO 2はより手頃な価格帯で、都市部での利用を想定したモデルとなる。
ATTO 2の主な特徴
ATTO 2は、全長約4.3メートル、全幅約1.8メートルのコンパクトサイズながら、室内空間を広く確保。航続距離は約400キロメートル(WLTCモード)で、日常的な利用には十分な性能を持つ。また、BYD独自のブレードバッテリーを搭載し、安全性と耐久性を高めている。充電は急速充電に対応し、30分で80%まで充電可能だ。
日本市場への戦略
BYDの日本法人によると、ATTO 2の投入は、日本でのEV普及を加速させるための重要なステップと位置付けている。同社は2025年までに日本で100以上の販売拠点を設ける計画で、ATTO 2の投入でより幅広い顧客層の獲得を目指す。日本市場では、トヨタや日産などの国内メーカーがEV販売を強化しており、競争が激化している。BYDは価格競争力と先進技術で差別化を図る方針だ。
BYDの日本法人社長は「ATTO 2は、日本の顧客が求める品質と価格を両立したモデルです。EVの選択肢を広げ、持続可能なモビリティ社会の実現に貢献したい」と述べている。
今後の展開
BYDは、ATTO 2に続き、2025年後半にはセダンタイプのEV「シール」の投入も計画している。また、日本での生産拠点の設置も検討しており、長期的には日本市場でのシェア拡大を狙う。日本の自動車業界では、EVシフトが加速する中、BYDの攻勢が国内メーカーに与える影響が注目される。



