中国EV大手BYD、2025年に日本で3車種投入 販売網拡大へ
中国EV大手BYD、2025年に日本で3車種投入 (14.07.2026)

中国の電気自動車(EV)最大手である比亜迪(BYD)は、2025年までに日本市場に3車種を投入し、販売網を現在の約20店舗から100店舗に拡大する計画を明らかにした。同社は2023年に日本市場に参入し、コンパクトEV「ドルフィン」とSUV「ATTO 3」の販売を開始。2024年にはセダン「シール」を追加する予定で、2025年までにさらに3車種を投入することでラインアップを拡充する。

日本市場での販売好調と今後の戦略

BYDの日本法人であるBYD Auto Japanの東福寺厚社長は、「日本市場での反響は予想以上に大きく、ドルフィンとATTO 3の受注は目標を上回っている」と述べた。同社は2025年までに販売店舗を100店舗に増やし、全国主要都市でのカバレッジを強化する方針だ。また、充電インフラの整備にも協力し、ユーザーの利便性向上を図る。

競合他社との差別化と価格戦略

BYDの強みは、自社でバッテリーや半導体などの主要部品を内製化している点にある。これにより、競合他社と比較して低価格を実現しながらも、航続距離や性能で優れた製品を提供している。例えば、ドルフィンの価格は363万円からで、同クラスの国産EVよりも安価に設定されている。東福寺社長は「価格競争力だけでなく、品質とアフターサービスでも信頼を得たい」と語った。

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日本のEV市場の現状とBYDの挑戦

日本のEV市場は、2023年の新車販売に占めるEVの割合が約2%と、欧州や中国に比べて普及が遅れている。しかし、政府が2035年までに新車販売を全て電動車両にする目標を掲げており、市場の拡大が見込まれている。BYDは、こうした流れを捉え、日本市場でのシェア拡大を狙う。同社はすでに東京、大阪、名古屋などに販売拠点を設けており、今後は地方都市への展開も計画している。

業界関係者の見方

自動車業界アナリストの鈴木宏氏は、「BYDの日本市場への本格参入は、日本の自動車メーカーにとって大きな脅威となる。特に、価格競争力と技術力の高さは、既存メーカーにとって無視できない存在だ」と指摘する。一方で、日本市場ではブランド力や販売網の充実が重要であり、BYDがどこまで認知度を高められるかが鍵となるとの見方もある。

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