2025年の「ジャパンモビリティショー」でワールドプレミアを果たしたBYDの軽EV(電気自動車の軽自動車)「ラッコ」。広瀬アリスさんを起用したCMの放映が始まり、発売が秒読み段階に入った。
ラッコはBYDが日本向けに専用設計したEV専用モデルで、開発コンセプトは「最先端のEV技術を、コンパクトに、スマートに」。買い物や通勤、送り迎え、休日のドライブまで、日々の移動をより身近なEVで支える考え方だ。
ラッコのデザインと特徴
車体は専用設計で、フロア構造やパワーユニットのレイアウトを見直すことで広い室内空間と乗り降りのしやすさ、安全性を両立。ルーフにはレーザー溶接を採用し、ボディ剛性を高める工法も取り入れている。新設計のサスペンションと大径タイヤの組み合わせで、安定した走りと存在感のあるスタイリングを実現した。
搭載バッテリーはリン酸鉄系リチウムイオンで、補機バッテリーも同様。鉛バッテリーのように水素を発生しないため、補機バッテリーは車内に搭載される。
車名「ラッコ」は、道具を使って貝を割る賢さの象徴である一方、絶滅危惧種でもあり、海を守ることが地球環境を守り未来世代につながるという思いが込められている。
グレード構成と装備
グレードは「200」「300Plus」「300Premium」の3種類。全車共通装備として両側電動スライドドア、10.1インチ固定式タッチスクリーンディスプレイ、Apple CarPlay・Android Auto対応、安全運転支援機能などを標準装備。冬場の暖房性能や収納スペースにも配慮し、長傘収納、スマートフォンスロット、買い物袋フック、センター収納などを備える。後席にはプライバシーガラスと遮光ブラインドも採用。
エントリーグレード「200」は一充電走行距離210km(参考値)、15インチタイヤ、AC普通充電3kW、DC急速充電37kW対応。ベーシックグレードとして日常使いに必要な装備を備える。
「300Plus」は一充電走行距離320km(参考値)、充電性能もAC普通充電6kW、DC急速充電50kWへ向上。15インチアルミホイール、ステアリングヒーター、前席シートヒーター、前席99%UVカット・85%IRカットガラス、スマートフォンNFCキー・Bluetoothキー、照明付きバニティミラー、シートバックテーブル、フロントアームレスト収納などを装備。
最上級グレード「300Premium」は300Plusをベースに質感を向上。シート表皮は合成皮革、運転席6ウェイ電動調整機構、リアセンターアームレスト、保温機能付きカップホルダーを備える。
「300Plus」にはノーマル、スノー、スポーツ、エコの4つの走行モードが確認され、「300Premium」でも同様とみられる。「200」のモード切替設定は未確認。
展示車は市販仕様にかなり近い最終プロトタイプだが、BYDはOTAによるソフトウェアアップデートを積極的に行っており、モニター画面表示などのソフトウェア仕様は市販後も変更される可能性がある。



