AI兵器開発のAnduril、50億ドル調達で評価額610億ドルに
米国防テクノロジー企業Anduril Industriesは5月13日(現地時間)、新たに50億ドルの資金を調達したと発表した。これはトランプ政権下で国防近代化が優先課題となっていることを受けたものだ。
シリーズHラウンド、主要投資家が主導
今回のシリーズHに相当する資金調達ラウンドは、Thrive CapitalとAndreessen Horowitzが主導しており、これにより同社の企業評価額は610億ドルに達した。米CrunchBaseによると、同社はこれまでに合計114億ドルを調達している。
Palmer Luckey氏が創業、急成長続く
Anduril Industriesは、2017年にVRヘッドセット開発企業Oculus VRの創業者であるPalmer Luckey氏によって設立された。同社は現在、急速な規模拡大を遂げており、2025年の売上高は前年から2倍以上に増加し、22億ドルに達したという。
長距離巡航ミサイルの大量生産契約を締結
同社はまた、米国防総省(DoD)との間で、新たな長距離巡航ミサイル「Surface-Launched Barracuda-500M」の大量生産に関する枠組み合意に署名したことも発表した。この契約に基づき、Andurilは今後3年間で最低3000機(年間1000機以上)のミサイルシステムをDoDに納入する予定で、最初の引き渡しは2027年上半期を見込んでいる。
CEOがAIと自律性の融合を強調
同社のBrian Schimpf CEOは「AI、自律性、高度なセンシング技術の融合は、戦い方を変えつつある」と述べ、技術革新によって従来の兵力消耗戦からインテリジェントなネットワーク戦へと移行している現状を強調している。今回調達された資金は、製造能力の拡大や研究開発、高度な防衛システムを大規模に生産・配備するためのインフラ整備に積極的に投じる方針だ。
関連記事:Palmer Luckey氏率いるAndurilの自律型戦闘機
米空軍は、Palmer Luckey氏の軍事企業Andurilが開発した自律型戦闘機「Fury」(YFQ-44A)の飛行テスト開始を発表した。有人機と連携するプログラムの一環で、2026年度に量産決定が見込まれる。
OpenAI、2億ドルの米国防契約を獲得
米国防総省は、OpenAIと2億ドルの契約を締結したと発表した。OpenAIは国家安全保障上の課題に対応するため、最先端のAIプロトタイプ能力を開発する。2026年7月に完了予定だ。
Oculus共同創業者のPalmer Luckey氏、MetaとAI機器システム開発で提携
Oculus共同創業者Palmer Luckey氏の軍事企業AndurilがMetaと提携し、米空軍向けAI搭載XRシステムを開発する。米空軍の大規模軍事契約IVASの一環で、XR機器開発を担当する。MetaのAI「Llama」も活用する。
Oculus VRの元CEO、Palmer Luckey氏が新タイプの軍事企業を立ち上げ
VR HMD「Oculus Rift」の生みの親とされる元FacebookのPalmer Luckey氏が、「新しいタイプの軍事企業」を立ち上げたことを認めた。New York Timesによると、国家警備のコストを削減できる「バーチャル国家の壁」を開発しているという。



