トヨタ、AI自動運転を28年に市販車へ 都心で公道実証
トヨタ、AI自動運転を28年に市販車へ 都心で公道実証

トヨタ自動車は2028年から、運転手がほぼ操作することのない自動運転システムを市販車に搭載する計画だ。自動運転システムの開発競争で米中勢が先行するなか、AI(人工知能)の自社開発に力を入れている。世界で年約1千万台を売る強みを生かし、自前のAIを磨く。

都心の公道でAI自動運転を実証

東京都心の官庁街で10月初旬、周囲の状況をとらえるカメラなどを備えた高級車ブランド「レクサス」のスポーツ用多目的車(SUV)が公道を走行した。緊急時の操作に備えて運転手がいるが、AIを要とした自動運転システムが状況を見極めて走行を制御する。

公道走行で磨いているのが、AIが状況の認識や走行の制御などを担う「エンド・ツー・エンド」(E2E)の自動運転システムだ。市街地から高速道路まで運転手がほぼ操作しない「レベル2++」と呼ばれるシステムを28年から市販の乗用車で導入する予定。

安全を最優先する「ガードレール」設計

AIの想定外の判断を制御できるよう、事前のプログラム「ガードレール」を設けて、安全性を最優先のシステムとするのも特徴という。

30年以降に搭載車種を増やし、本格普及を図る。