PHPの深刻な脆弱性に緊急パッチ、Webサイトの7%が使用する言語で対応急ぐ
PHP脆弱性に緊急パッチ、Webサイトの7%が使用する言語で対応急ぐ

Webサイトで広く使われているプログラミング言語「PHP」に深刻な脆弱性が見つかり、運営組織は10月21日夜(日本時間)、修正プログラム(パッチ)をWebサイトで公開した。

PHPの修正プログラムの適用を呼びかける運営組織のWebサイト=10月21日午後11時すぎ

相次ぐ緊急メンテ PHPはWebサイトの7%で使用

脆弱性への対応が急務に

今回見つかった脆弱性に対しては、運営組織が同21日午後11時からパッチを公開することを予告していた。これを受け、日本国内の企業でも同日夕方から緊急メンテナンスのためWebサイトやサービスを停止するケースが相次いだ。

Webサイトに使われる言語の中で、PHPは各種処理をサーバ側で行う「サーバサイドスクリプト」の代表的な存在で、世界のWebサイトの7%で使用されているとされる。サーバのデータベースを管理するアプリケーションなどにも使われている。

関連するサイバー攻撃の動き

関連記事では、21日夜に「緊急メンテナンス」を発表する企業が相次いでいることが報じられている。対象サービスは、業種業界を問わない。いったい何が起きているのか。

アサヒ・アスクルを襲った「PC1台の死角」 日本HPが説くセキュリティ投資の真意では、2025年後半、ランサムウェアによるサイバー攻撃が、アサヒグループホールディングスやアスクルを襲った。システム障害と業務停止は、PC1台のハッキングが企業の命運を変える事実を、日本中に突きつけた。「エンドポイント」を、いかに死守すべきか。日本HPの執行役員社長は「セキュリティは経費ではなく投資だ」と断言する。

バーガーキング公式アプリ、約1118万件の情報漏えい クレカ番号「非保持」が被害拡大を防ぐでは、バーガーキングを展開するビーケー・ジャパンは10月15日、公式アプリへの不正アクセスにより約1118万件の会員情報が漏えいしたと発表した。10月2日から7日にかけてシステムへの侵入を受け、氏名や電話番号などが流出。ただしクレジットカード情報は自社で保持しておらず、流出を免れた。同社は個人情報保護委員会への報告を済ませており、国内企業を狙うサイバー攻撃の新たな大規模被害事例となる。

大規模情報流出の続発

ソースネクストで最大2252万件流出、ベネッセに次ぐ「歴代2位」 パスワードも流出かでは、ソースネクストは10月15日、会員管理システムへの不正アクセスにより約2252万件の個人情報が流出したと発表した。APIが悪用され、氏名やパスワードなどが対象に含まれる。東京商工リサーチによると、2014年のベネッセ(約3504万件)に次ぐ歴代2位の規模だ。2026年の上場企業による100万件以上の流出は過去最悪ペース。事業継続を妨げる異常事態に企業の防衛体制が問われている。

タイムズカー、10月23日に対応方針を公表 盗難防止策「速攻除」へでは、パーク24は10月16日、カーシェアサービス「タイムズカー」の不正アクセスによる個人情報流出について、今後の対応方針を10月23日に公表すると発表した。

代々木・代々木公園店、126万件の情報流出 「クレカ情報の一部」漏えいの可能性もでは、代々木公園店の親会社、エイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングは10月19日、公園店の予約サイトなどが不正アクセスを受け、「H2O ID」のうち約126万件の個人情報が漏えい(ろうえい)したと発表した。ほぼ全ての「H2O ID」会員情報が漏えいしたとみられるという。現時点で、不正利用や二次被害の発生は確認されていないとしている。

ECサイト運営支援「ショップサーブ」で約2335万人の情報漏えい クレカ情報も一部流出では、ECサイト構築・運営支援サービス「ショップサーブ」を手掛けるEストアー(東京都港区)は10月16日、通販サイトの利用客など約2335万6000人の個人情報が漏えいしたと発表した。

「アルカディア」不正アクセス、兵庫県内の自治体でも被害では、自治体職員らに防災情報などを発信するサービスを手掛ける「アルカディア」(大阪府豊中市)が不正アクセスを受け、最大約313万件のメールアドレスを含む個人情報が漏えい(ろうえい)した可能性が出ている問題で、サービスを導入している県内各自治体からも被害報告が相次いだ。

セキュリティ対策の新たな課題

「アサヒ・ニチレイの死角」はどう防げたか? 米HP幹部が語る「ネット遮断AI」と日本攻撃では、アサヒビールやニチレイ、アスクルなど、日本企業を狙うサイバー攻撃が相次いでいる。米HPのマイケル・ボイルSVPに、日本市場における新たなセキュリティ戦略を聞いた。社員の意識向上を支援する「コンサル型営業」への変換や、クラウド非接続で情報漏えいを防ぐエッジAI搭載PC「HP IQ」の投入など、単なるハードウェア販売からの転換を図る。

プログラミング言語「PHP」に脆弱性 修正プログラムを配布へ 世界のサイトの7%で使用では、PHP脆弱性受け緊急メンテナンスがホームページ一時停止、代々木電気鉄道も同様の予定と報じられている。

コミックシーモアが電子書籍配信停止 サーバーに外部から不正アクセスかでは、シャープがAIサーバー受注開始、27年度から販売 高海から調達、企業や自治体など向けとある。

相次ぐ不正アクセス、企業や政府機関でも情報漏えい AI悪用の影響に「一刻の猶予もない」と警鐘が鳴らされている。