政治・経済・投資の分野で注目を集めるニューヨーク・タイムズの記事によれば、恐れるべきはアンソロピックの「ミュトス」だけではない。新たに発見された「AIワーム」により、サイバー攻撃は異次元の領域に突入している。この記事は6分で読める内容で、2026年6月14日05時40分に公開された有料会員限定記事である。
AIワームの作成方法を発見
トロント大学のニコラス・パパーノット教授(写真:Brendan George Ko/The New York Times)率いる研究チームは、世界中のコンピューターに存在するあらゆる欠陥を標的にし、インターネット全体へ混乱を急速に広げる能力を持つ危険なコンピューター「AIワーム」を作成する方法を見つけた。6月2日に発表された論文で、コンピューター科学者らは、こうしたプログラムは構築可能であり、彼らが作成したプロトタイプ(試作版)は、人間の介入なしにテスト用ネットワーク内で拡散したと述べている。
研究の詳細と安全対策
研究チームは、テスト用ネットワークを一般のインターネットから隔離し、論文でもワームの構築方法に関する説明の詳細を部分的に伏せた。これはハッカーに悪用されるのを防ぐためである。それでもこの研究は、防御困難なコンピューターハッキングの新時代をAIがもたらしつつあるという懸念を高めるものとなるだろう。
コンピューターハッキングの新時代
“最強の魔人”は野に放たれていると表現されるこの脅威は、オープンソースAIの攻撃力が弱いという認識を覆すものである。トロント大学の研究は、AIを活用した新たなサイバー攻撃の可能性を示唆し、セキュリティ業界に衝撃を与えている。この記事は有料会員限定であり、残り2347文字が続く。ログインまたは有料会員登録が必要である。



