Microsoftは2025年6月22日、Mac版メールクライアント「従来のOutlook for Mac」において、返信メールに元のメール本文が含まれない問題を公式に認めた。この問題は、バージョン16.110(26061317)へのアップデート後に発生することが確認されている。
問題の詳細
本来、返信メールを作成する際には、コンテンツの下部に元のメールのヘッダーと本文が自動的に挿入される。しかし、アップデート後はヘッダーのみが表示され、本文が空白になる。最初の報告はMicrosoft Build 2026公式サイトのフォーラムに寄せられたユーザー投稿で、ユーザーは「Outlook for Mac [バージョン16.110 (26061317)]をアップデートした後、メールに返信する際に返信ウィンドウに元のメッセージが表示されなくなった」と報告した。
Microsoftの対応
Microsoftはこの問題を把握しており、現在原因を調査中である。公式サポート文書では「メールへの返信または転送には、従来のOutlook for Macのメール本文に元のメッセージは含まれません」と記載され、追加情報が得られ次第更新するとしている。修正バージョンはまだリリースされていない。
回避策
Microsoftは回避策として、新アプリの「Outlook for Mac」への切り替えを推奨している。従来のOutlook for Macは2026年10月1日(一部ライセンスでは2029年10月9日)にサポート終了が予定されており、移行準備ができているユーザーは早期の切り替えが望ましい。また、別の回避策として、従来のOutlookをバージョン16.109.3以前にダウングレードする方法がある。MicrosoftスタッフのJayden-P氏はフォーラムで、16.109.3などの以前のバージョンでは問題が発生しないことを確認した。古いバージョンはMicrosoftの公式サイトからダウンロード可能で、インストール後は自動更新を無効にする必要がある。
まとめ
この問題は「従来のOutlook for Mac」に限定されており、新しいOutlook for Macでは発生しない。サポート終了も控えていることから、長期的には新Outlookへの移行が推奨される。Microsoftは問題の修正に向けて調査を継続しており、今後のアップデートで解決される見込みである。



