AWS、ドローン攻撃受けた中東リージョンの復旧に数カ月かかる見込み
AWS中東リージョン復旧に数カ月、顧客に移行推奨

Amazon Web Services(AWS)は、米国とイスラエルによるイランへの攻撃に端を発した措置により深刻な被害を受けた中東(アラブ首長国連邦UAE)リージョン(ME-CENTRAL-1)の状況を、約2カ月ぶりに報告しました。その報告で、復旧のプロセスには数カ月かかる見込みだとしています。

中東リージョンの現状

AWSは中東において、バーレーン(ME-SOUTH-1)とUAE(ME-CENTRAL-1)、そしてイスラエルの3つのリージョンを展開しています。AWSの報告によると、3月の措置開始直後にUAEリージョンがイランによるドローン攻撃を受け、バーレーンリージョンでも施設の近くでドローン攻撃がありました。これにより、特にUAEリージョンでは3つのアベイラビリティーゾーンのうち2つが深刻な機能障害に陥ったと報告され、中東リージョンにあるワークロードを今すぐに別のリージョンに移行させることが強く推奨されました。

復旧プロセスと顧客への影響

4月30日の報告では、現時点で請求は一時的に停止されていること、復旧にかかるプロセスは数カ月かかる見込みであることが示されました。AWSは「一部のワークロードは通常通り動作しているものの、お客様にはすべてのアクセス可能なリソースを他のリージョンへ移行し、アクセスできないリソースはリモートバックアップからできるだけ早く復元することを強く推奨します。関連する請求業務は現在、AWSリージョンを通常運用へ復旧する間一時停止されています。このプロセスには数カ月かかる見込みです」と述べています。

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ドローン攻撃による物理的損害

AWSは中東リージョンの障害について、ドローン攻撃によるインフラの物理的損傷が原因だと公式に認めました。ドバイに加えバーレーン拠点も攻撃を受け、復旧には長期を要する見込みです。AWSは「運用環境は予測不可能」とし、中東の全顧客に対し、早急なデータバックアップと他リージョンへのワークロード移行を強く推奨しています。ドバイのデータセンターでは「物体の衝突」による火災とサービス障害が発生したと発表しました。米国のイラン攻撃への報復として、イラン側がUAEへミサイル等を発射した時期と重なります。

業界の反応

このリージョンでAWSを利用するVercelのCEOは「打撃を受けた」とXに投稿しました。また、英Financial Timesや英Reutersは、バーレーンにある米Amazon.comのクラウド関連施設が、イランの攻撃によって攻撃を受けたと報じました。

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