Microsoftは7月8日(現地時間)、Microsoft FormsおよびWord for iPadのAI機能を強化したと発表した。Neowinが伝えたところによると、これらの新機能はMicrosoft 365 Copilotのエコシステムを拡張するもので、ユーザーはより直感的にAIアシスタントを活用できるようになる。
Microsoft FormsがCopilotチャット連携に対応
オンラインアンケートサイト「Microsoft Forms」では、Microsoft 365 Copilotチャットとの連携機能が新たに組み込まれた。利用者は画面右下に表示される動的アクションボタン(DAB)からチャット画面を開き、現在編集中のフォームの内容をAIと共有し、支援を受けられるようになる。
具体的には、設問の配置や構成の改善案の提示、不足している質問の指摘、設定の矛盾の検出などが可能だ。また、複数項目の一括編集機能に対応し、回答結果を整理した要点の提示にも対応する。さらに、AIによる基本的な分岐ロジックの構築が利用可能だが、複雑な分岐には対応しておらず、作成者が内容を確認し、必要な修正を加えることが求められる。
新しいCopilot in Formsは、Microsoft 365の法人向けCopilotライセンスを保有する顧客向けに提供を開始した。一方、個人向けライセンスでは従来のCopilot連携が維持される。
Word for iPadでCopilotとの共同編集が可能に
Word for iPadにも新機能が追加された。デスクトップ版やWeb版、その他モバイル版で提供済みだったCopilotとの共同編集機能がiPad版でも利用可能になった。
利用者は「ドキュメント編集」をクリックし、CopilotボタンをクリックすることでCopilotとのチャットを開始できる。チャットでは、粗い文書の推敲や全体をまとめた要約の挿入などを指示することが可能で、Copilotは進捗状況を通知しながらタスクの完遂を試みる。
Microsoftは利用時のコツとして、具体的な指示が重要と説明している。「データを更新して」よりも「X月Y日のメールの図で表を更新して」といった指示の方が望む結果を得やすくなるとしている。
ドキュメントの「変更履歴の記録」設定は、Copilotによる編集にも適用される。一方、新しい文書の作成、編集中の文書内への画像追加、コメントの追加や編集には未対応とのこと。
同機能はWord for iPadバージョン2.109(ビルド26051516)以降を使用しているMicrosoft 365 Copilotライセンスの顧客に提供を開始した。Microsoftは要望などの意見がある顧客に対し、ヘルプ→フィードバックからの情報提供を募集している。



