日本で活躍した元「電波少年」のチューヤン(53)が、香港でデザインコンサルタントとして転身した姿が話題だ。現在も流暢な日本語を駆使し、日本とのつながりを大切にしている。
香港での意外な転身
チューヤンは香港に戻った後、日本と関わる仕事を手がけてきた。中村雅俊氏の30周年記念レコードや、谷村新司氏、玉置浩二氏といった日本を代表する大物アーティストの香港版CD制作に参画。香港と日本のミュージックビデオ制作では企画からレコーディングまでをプロデューサーとして統括したほか、日本のデザイナーが香港で講演した際には広東語と日本語の同時通訳も務めた。
福島復興支援への思い
2022年には、福島県産の米を使ったビールを香港で販売する取り組みで商品パッケージのデザインを担当。『電波少年』時代の仲間、なすび氏が福島の復興支援活動をしていることを知り、自身も福島を応援したいという気持ちから参画した。ボトルを横にすると「天」の字が「香港(HK)」に見えるデザインを施した。
「日本と関わる時に一番嬉しいのは、大好きな日本語に触れられることです。僕にとって日本語は『第2の母国語』で、英語よりも大切な言葉。だから日本語を使える場には、どうしても参加したくなっちゃうんです」とチューヤンは語る。
現在の活動と未来への意欲
現在はデザインコンサルタントとして独立し、多忙な日々を送るが、今後は日本に関わるプロジェクトをもっと増やしたいと意欲を見せる。インタビュー中に何度も登場したのが「成長」というワードだ。『電波少年』の時代から香港でのキャリアに至るまで、彼は常に「過去の自分より少しでも前に進めているか」を問い続けてきた。新たな挑戦も「自分を成長させる最高のチャンス」と未来を見据える。
「今も日本が大好き。大好きな日本とこれからもつながっていきたい」と語るチューヤン。香港が世界屈指の「親日都市」であることも、彼の活動を支える背景の一つだ。



