「評論家じゃなく刑事になれ」Z世代マーケで100人超と会った社長が語る「AIより人」の結論
「評論家じゃなく刑事になれ」Z世代マーケで100人超と会った社長の結論

「情報はPCの中に落ちているのではなく、現場に落ちている」。そう語るのは、株式会社わかさ生活の創業者である角谷建耀知氏だ。AIによる情報分析が容易になった現在こそ、データからは見えてこない「人」そのものを見つめる必要があると同氏は言う。

本稿では、角谷氏の著書『「変わりたい」けど、「変われない自分」から抜け出すための行動の仕組み化』から一部を抜粋・編集し、売れる商品やサービスを提供するために取り入れている情報分析の「仕組み」を紹介する。

「評論家」じゃなく「刑事」になれ

Z世代向けの商品を考えることになった時のこと。今ならAIにアドバイスを求めることも、市場調査レポートを読むことも、SNSを分析することもできる。しかし角谷氏は、そうした情報を集める前に、まず人に会うことにした。しかも1人や2人ではなく、人の伝手を頼り、1年かけて100人以上の若い人たちに会った。

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本当に知りたかったのは情報ではなく、その人たちの感情だったと角谷氏は言う。「何が好きなのか。何に夢中になっているのか。何を面白いと思っているのか。何にお金を使いたいと思っているのか。そういうことを知りたかったのです」

そういった話は堅苦しい雰囲気ではなかなか出てこないため、最初から質問攻めにはせず、「最近何が流行っているか教えてください」という聞き方もしなかったという。

人を見たら「先生」と思え

角谷氏は「評論家」ではなく「刑事」のように現場を探る姿勢を重視する。また、人を見たら「先生」と思え、と述べ、成功だけを見ていてはいけないと警鐘を鳴らす。

「元気な人」や「声の大きな人」を過大評価せず、本当に見るべきなのは「目立つところ」ではないと指摘。現場に落ちている情報こそが、AIでは得られない生の感情であり、それを掴むことがZ世代マーケティングの鍵だと結論づけている。

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