NVIDIAのGPU需要急増、データセンター向け売上高が前年比2倍の120億ドルに
NVIDIA GPU需要急増、データセンター売上2倍の120億ドル

NVIDIAは2024年第2四半期(8月30日締め)の決算を発表し、データセンター向けGPU売上高が前年同期比で2倍の120億ドルに達したことを明らかにした。同社の総収益は135億ドルと過去最高を記録し、営業利益は76億ドルに拡大。AI(人工知能)向け需要の急増が業績を押し上げた。

データセンター事業が牽引する成長

データセンター部門の売上高は120億ドルで、前年同期の61億ドルから約97%増加。同部門は全体の約89%を占める主要事業に成長した。NVIDIAのCEO、ジェンスン・フアン氏は「AIの変革が世界中のデータセンターに及んでおり、当社のGPUはその中核を担っている」とコメントした。

ゲーミング向けGPU売上高は前年同期比22%増の31億ドル、プロフェッショナルビジュアライゼーション部門は同30%増の5億ドル、自動車部門は同15%増の2億ドルとなった。

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AI需要が市場を拡大

クラウドサービスプロバイダーやエンタープライズ向けのAIトレーニングおよび推論処理向けGPU需要が特に顕著で、NVIDIAのHopperアーキテクチャ「H100」GPUの出荷が急増。同社は次世代「Blackwell」アーキテクチャのサンプル出荷を開始しており、2024年第4四半期に本格的な量産を計画している。

フアンCEOは「AIの採用はまだ初期段階にあり、今後数年にわたって成長が続く」と述べ、需要の持続可能性に自信を示した。同社は第3四半期の売上高見通しを160億ドル(±2%)と予想している。

地政学的リスクと供給制約

一方、米国政府による对中国輸出規制の影響で、中国向け売上高は減少している。NVIDIAは中国市場向けに規制を満たした「A800」および「H800」GPUを開発したが、同社のデータセンター売上高に占める中国の割合は20〜25%から一桁台に低下した。

また、供給面ではTSMCの先進パッケージング能力がボトルネックとなっているが、NVIDIAは複数のサプライヤーとの連携を強化し、2024年下半期には供給が改善する見通しとしている。

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