中国の規制当局は、テック大手に対し、人工知能(AI)モデルの訓練を開始する前に当局への届出を義務付ける新たな規則を発表した。国家安全保障上の懸念に対処するための措置で、年内にも発効する見通しだ。
新規則の概要と対象
この規則は、AIモデルの訓練に必要な計算リソースを大量に使用する企業を対象としており、国内の主要テック企業が影響を受けるとみられる。当局は、AI技術の急速な発展に伴うリスクを管理する狙いがあるとしている。
背景と今後の影響
中国は近年、AI分野での規制を強化しており、生成AIに関する暫定措置も既に導入している。今回の新規則は、こうした規制の流れをさらに進めるものだ。企業は訓練開始前に当局の承認を得る必要があり、手続きの遅延が懸念されるが、当局は透明性の確保と安全性の向上につながると説明している。
新規則は年内の発効が予定されており、対象となる企業は速やかに対応を求められる。業界からは、イノベーションの阻害を懸念する声も出ているが、当局は国家安全保障を優先する姿勢を崩していない。



