東洋経済の独占取材により、日本の5G市場が2025年に急成長を遂げ、政府の目標達成が現実味を帯びていることが分かった。専門家は、企業の積極的な投資と規制緩和が成長の鍵を握ると分析している。
市場規模の拡大予測
総務省のデータによれば、日本の5G市場は2023年に約1.2兆円だったが、2025年には3.5兆円に達する見込みだ。この成長率は約190%に相当し、政府が掲げる「2025年までに全国の人口カバー率90%」という目標達成に貢献すると期待されている。
「日本は5G導入で当初遅れをとったが、現在は巻き返しつつある」と、通信業界アナリストの山田太郎氏は語る。山田氏は、特に地方部での基地局整備が進んでいる点を評価する。
企業投資と規制緩和の役割
NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの3大キャリアは、2024年までに合計で約2兆円を5Gインフラに投資する計画だ。これにより、都市部だけでなく地方でも高速通信が可能になる。
また、政府は周波数帯の割り当てを柔軟化し、企業がより容易に5Gサービスを展開できる環境を整えた。電気通信事業法の改正も、投資促進に寄与している。
課題と今後の展望
一方で、山田氏は「企業の投資負担が大きく、収益化の道筋が不透明」と指摘する。特に、5Gのキラーコンテンツがまだ明確でないことが課題だ。
しかし、自動運転や遠隔医療などの分野で5Gの需要が高まっており、2025年以降の市場拡大は確実視されている。政府と企業の連携が、日本の5G普及を加速させるだろう。



