選手村造らないアジア大会、輸送ルート600超に分散宿泊40カ所
選手村造らないアジア大会、輸送ルート600超に分散宿泊40カ所

45の国・地域から1万5千人超の選手団が参加する愛知・名古屋アジア競技大会(19日開幕、10日から競技開始)は、「選手村を造らなかった大会」だ。そのため宿泊施設は40カ所に分散し、競技会場とを結ぶ輸送ルートは600超と複雑多岐にわたる。

宿泊施設40カ所、輸送ルート600超に分散

大会での宿泊施設は、名古屋港のガーデンふ頭にある移動式宿泊施設、金城ふ頭の大型客船(ともに名古屋市港区)、愛知県内外のホテル38カ所の計40カ所にまたがっている。一方で行き先は愛知県内を中心とした、岐阜県内などの各競技会場と、練習場も加え、計100カ所近い。

スポーツの国際総合大会では、選手の輸送のため道路に専用レーンを設けるのが主流だ。東京五輪でも、競技会場と選手村の周辺に専用レーン、優先レーンが設置された。

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バス渋滞の懸念、自家用車自粛を呼びかけ

今回のアジア大会では、選手村がないため輸送で車両が集中する区間はないと判断し、設置を見送った。一般道や高速道路を使い、会場には競技開始の2時間前到着を想定している。

しかし、輸送ルートの設定は困難を極めた。「起点」となる宿泊施設を巡っては、当初計画にはなかったガーデンふ頭の移動式宿泊施設が設置されることになったり、ホテルを視察に来た競技団体役員から変更を求められたりしたという。

1日最大720台のバスを差配する大会組織委員会の担当者は「バスが渋滞に巻き込まれたら競技に影響が出る」と期間中、自家用車の利用自粛など混雑緩和への協力を県内外で呼びかけている。

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