甲子園が原点、夢をつなぐ北照主将の選手宣誓 先輩との絆と次世代への誓い
甲子園が原点、夢をつなぐ北照主将の選手宣誓

甲子園が原点、夢をつなぐ北照主将の選手宣誓

2026年3月19日、第98回選抜高校野球大会の開会式で、北照高校(北海道)の手代森煌斗主将(3年)が選手宣誓を務めた。その言葉は、ある先輩との深い絆から始まり、次世代への強い思いを伝えるものだった。

先輩との絆が生んだ宣誓

手代森主将は宣誓で、16年前の2010年、第82回大会で同じく選手宣誓を務めた西田明央氏の話を紹介した。西田氏はプロ野球ヤクルトで捕手として活躍後、引退して北照の外部コーチとして指導にあたった恩師だ。手代森主将は「長い北照の歴史のなかで、次に自分が選手宣誓をすることへの思いを込めたかった」と語り、先輩との縁を強調した。

しかし、単に先輩との関係を伝えるだけではなかった。宣誓ではこう続けられた。「夢はひとりのものではなく、人から人へと受け継がれ、未来へとつながっていきます」「かつて高校球児だった者たちが、世界の頂点を争うその原点に甲子園があります」。これらの言葉は、甲子園が夢の出発点であることを力強く宣言するものだった。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

憧れから使命へ

手代森主将が甲子園に憧れたのは、小学4年生だった2018年。第100回全国選手権に出場した北照をテレビで見たことがきっかけだ。「甲子園球場で元気はつらつと全力プレーする人に憧れて、めざしてきた」と振り返る。人生で一度のチャンスかもしれないと考え、出場校の主将のなかで唯一、選手宣誓を希望。32人によるくじ引きで選ばれ、願いがかなった。

先輩たちから甲子園をめざす原動力をもらったように、自身も次の世代に夢をつなぐ使命があると感じている。手代森主将は西田氏が宣誓に使った言葉を引用し、こう誓った。「夢をつないでくれた先輩への感謝の気持ちを胸に、今このとき、この日をいつまでも忘れずに威風堂々と戦い、次の世代の夢になることを誓います」。力強い声が響いた後、観客から万雷の拍手が降り注いだ。

創部120年目の節目

北照は創部120年目を迎え、13年ぶり6回目の選抜大会出場となった。この歴史的な節目で、手代森主将の宣誓はチームの伝統と未来を象徴するものとなった。開会式では、各校の選手たちが一斉行進し、大会の幕開けを祝った。

手代森主将の言葉は、単なる儀礼を超え、高校野球の精神を体現するものだ。甲子園が夢の原点であり、その夢が世代を超えて受け継がれることを示し、多くの観客に感動を与えた。この瞬間は、スポーツの力と人間の絆を改めて感じさせる出来事として記憶されるだろう。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ