福岡市は、市民が家庭用エアコンや冷蔵庫を省エネ性能の高い製品に買い替える際、購入費用の一部を助成する新たな制度を導入する方針を明らかにした。3日に発表された令和8年度一般会計補正予算案には、この助成事業に必要な経費として4億5000万円が盛り込まれている。
助成の概要と条件
助成額は購入費の3分の1で、上限は3万円。対象となるのは一般家庭であり、事業所などでの購入は対象外となる。また、買い替えに限り助成が行われ、新規購入は対象外となる。申請受付は8月上旬から開始される予定だ。
この制度は、政府が国会に提出した補正予算案に含まれる「重点支援地方交付金」を活用する。中東情勢の影響によるエネルギー価格の高騰を踏まえ、電気使用量の削減と二酸化炭素排出量の低減に寄与するエアコンや冷蔵庫への買い替えを支援する。
市の狙いと効果
福岡市は、中東情勢の影響で電気・ガス料金の高騰が懸念される中、「省エネ家電への買い替えが、中長期的に市民の光熱費負担の軽減につながる」と説明している。この取り組みにより、家計の負担軽減だけでなく、環境負荷の低減も期待される。
補正予算案の全体像
今回の一般会計補正予算案の総額は約8億900万円。買い替え助成のほか、市博物館の改修工事中に南側広場の池の下からアスベストが発見されたことを受け、その撤去と工期延長に伴う工事費の増加分として約1億9800万円が計上されている。さらに、路上喫煙に関する条例改正案も議員提案される予定だ。
この補正予算案は、18日に予定される市議会本会議で審議され、可決されれば同日以降の購入分から助成対象となる見込み。



