TSMC、AI需要で成長維持に自信 株主総会で魏CEOが表明
半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)は2025年6月4日、台湾北部・新竹で株主総会を開催した。魏哲家会長兼最高経営責任者(CEO)が出席し、人工知能(AI)の技術革新が「先進的な半導体に対する強い需要を支えている」と述べ、同社の成長維持に自信を示した。
魏氏は、AI向けの先端半導体だけでなく、「成熟プロセス」と呼ばれる技術による半導体生産にも引き続き注力する方針を説明。具体的な例として、画像センサー向け半導体を生産している熊本第1工場(熊本県菊陽町)を挙げた。
TSMCは2025年1月に発表した2025年12月期決算で、売上高と純利益がともに過去最高を記録。AI関連のデータセンターやスマートフォン向け半導体の需要が業績を押し上げた。
株主総会では、今後の成長戦略として、世界的な半導体需要の拡大に対応するための生産能力増強や技術開発の継続が確認された。TSMCは、AIや5G、自動車向けなど多様な分野で需要が高まると見込んでおり、安定した成長を維持する方針だ。



