広島市役所で4日、原爆死没者名簿への記帳が始まりました。この名簿は、被爆者の氏名や死亡時の年齢を記録したもので、昨年8月6日の「原爆の日」以降に亡くなった被爆者、あるいは既に死亡したと遺族から申請があった被爆者が対象となります。記帳作業は8月5日まで続けられ、翌日の平和記念式典で原爆慰霊碑の下にある石室に納められる予定です。
記帳作業の詳細
記帳を担当したのは、被爆者の中本信子さん(83)と大川純子さん(84)で、二人は名簿に手を合わせた後、筆を使って丁寧に書き込みました。今年は初めて一般公募が行われ、選ばれた10代から70代までの14人も作業に参加しています。広島市の発表によると、新たに記帳される死亡者数は4日時点で3035人となっています。
この名簿は、被爆の実相を後世に伝える重要な役割を果たしており、毎年平和記念式典で奉納されることで、核兵器の廃絶と平和への願いが込められています。



