第108回全国高校野球選手権2回戦で、横浜のエース・織田翔希(3年)が無死満塁の大ピンチを、甲子園史上最速となる156キロのストレートで切り抜けた。試合は横浜が10―1で日南学園に勝利した。
史上最速の156キロで満塁の危機を脱出
1―1で迎えた六回裏、先発の小林鉄三郎(2年)が無死二、三塁のピンチを招いて降板。織田がマウンドに向かうと、3万4千人が詰めかけたスタンドから大歓声が上がった。
申告敬遠で無死満塁となり、相手の4番・谷口銀次郎(2年)への3球目に156キロのストレートで空振りを奪うと、4球目も155キロで見逃し三振。続く下川源次(3年)も初球からストレートを投じて併殺打に抑え、無失点で切り抜けた。
織田が語ったマウンド上の心境
試合後のインタビューで、織田は「小林が悪いなりに1失点という最少失点で自分にバトンをつないでくれたので、自分としては『絶対に抑えよう』という気持ちをもってマウンドに上がりました」と振り返った。
無死満塁の場面については「相手チームの方に流れが行きかけていたんですけども、それを感じて、自分の本当に気持ちをもって投げることができました」と語り、「1球で球場の雰囲気を変えよう」という気持ちで臨んだという。
記録とチームへの思い
156キロについては「目では見ていないんですけど、ベンチに戻った時に言われました」と話し、甲子園史上最速記録については「素直に喜んでいいのかなとは思います。まだまだ先があるので、ここで満足することなくしっかりと次に向けて準備したいと思います」とコメントした。
さらに「チームを勝たせるピッチャーが自分の中では一番だと思います」と語り、「必ずチームを勝たせて優勝という目標にしっかりと結び付けられればいいなと思います」と意気込みを見せた。



