山本昌氏、足首脱臼で引退覚悟も球団の言葉で現役続行「いつも記録に助けられる」
山本昌氏、足首脱臼で引退覚悟も球団の言葉で現役続行

元プロ野球選手の山本昌氏が8月29日、YouTubeチャンネル『阿波野チャンネル』で公開された動画「50歳まで現役の鉄腕・山本昌。不死身の肉体の秘密。」に出演。現役引退を覚悟した過去を明かした。

登板数ゼロも「いつも記録に助けられる」

山本昌氏が当時を回想。現役時代に大きなケガが少なかった山本氏だが、2011年は足首の脱臼により登板数ゼロに終わった。当時について、「1年の最初に脱臼した。テーピングとかしたけど、踏み込んで全力で投げると“ガクッ”っていうんです。くるぶしの外側に腱が動いちゃうんです。それが入んなくなっちゃって」と説明。「これで俺の野球人生も終わりだなって」と、引退を意識した心境を振り返った。

「もう45歳超えてたので、終わったなと思ってね、球団の方にシーズン終わったときに言いに行ったんです」としたものの、球団からは「お前、治んないのか」と声をかけられたという。そこで山本氏が「いや、手術すれば治るそうです」と答えると、「手術すればいいじゃないか」と返され、現役続行となった。

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球団記録と高木守道氏の存在

山本氏は「僕、いつも記録に助けられるんですよ」と語り、このときは杉下茂さんが持つ球団記録にあと1勝まで迫っていたことを回顧。「『何十年ぶりに杉下さんの記録を超えるまでせめて頑張れ。やれるだろ』って」と、球団から背中を押された経緯を明かした。

もう1つの理由として挙げたのが、高木守道さんの監督復帰だった。過去に高木さんが指揮を執っていた時期にキャリアハイの成績を残したといい、「すごく頼りにしていただいて。それで、もしかしたら高木さんが『やらせろ』って言ってくれたのかもしれないです」と感謝をにじませた。

最後には、「だからもう人に恵まれてるなって。普通ね、45歳で足首を脱臼して1年間投げれなかったら、ピッチャーやれないでしょ。世界中どこでも」と、現役を続けられた背景に周囲の支えがあったことを振り返っていた。

編集部メモ

プロ野球生活32年、50歳まで現役を続けた山本昌氏。NPB史上初となる50代での登板など、投手として数々の最年長記録を保持している。自身が現役を長く続けることができた理由として、YouTubeチャンネル『上原浩治の雑談魂』にゲスト出演した際には、「工藤(公康)さんの存在も大きかった」「あの人が長くやったんで、僕はその獣道を後ろから歩いて、気づいたら45歳」「それまで『球界最年長』と言われないんで、注目されないんですよ」などと語っていた。

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