日本野球機構は16日、4月に打者のバットが頭部に当たり重傷を負った川上拓斗審判員(30)の意識が回復したことを明らかにした。
家族からのメッセージと回復の報告
家族からのメッセージを公表し、「担当医師より意識回復とみてよいとのご判断を頂いた。会話や食事ができるようになり、後遺症が全くないわけではないが、回復できるよう日々リハビリに取り組んでいる」と報告した。
本人はお見舞いに来た人に「球場に戻って審判をしたい」と話しているという。
事故の経緯とその後の対応
川上審判員は4月16日に神宮球場で行われたヤクルト―DeNAで球審を務めた際、選手の手から離れたバットが側頭部を直撃。救急搬送され、集中治療室(ICU)で手術を受けた。一般病棟に移った後も長らく意識は回復しておらず、治療が続いていた。
川上審判員は、この日が1軍での初球審だった。
プロ野球でのヘルメット着用と新運用
この負傷を受け、プロ野球では全試合で球審がヘルメットをかぶる運用が始まった。「危険スイング」に対しては警告や退場処分を科す新たな運用が適用された。