元プロ野球選手で野球解説者の谷繁元信氏が3日、自身のYouTubeチャンネル『谷繁ベースボールチャンネル』で公開された動画「【徹底討論】中日ファンからの洗礼で谷繁がタジタジ!?」に出演。中日ドラゴンズの若手捕手・石伊雄太の打順変更について持論を展開した。
石伊雄太の打順変更の背景
動画では、熱狂的な中日ファンとして知られる「限界中日ファン」氏をゲストに迎え、ファン目線の鋭い質問に谷繁氏が答える対談企画を実施。その中で、今季の起用法を象徴する一例として、石伊の打順について話し合う場面が訪れた。
プロ2年目の今季、石伊は正捕手候補として飛躍を遂げつつある。持ち前の強肩に加え、打撃でも確かな結果を残している。今季は様々な打順を経験してきたが、交流戦明けのリーグ戦再開初戦では3番でスタメン出場。しかし翌日の試合では6番に下がり、以降は6番での起用が多くなっている。
谷繁氏の持論「固定して使うべき」
この目まぐるしい打順変更の意図を問われた谷繁氏は、「そこはね、俺も(分からない)」と率直に返答。その上で、「俺は石伊をとことん使ってほしいタイプなのよ。じゃあ、どこで打たすのが一番いいのかと考えた時に、3番に持っていったんだったら3番でずっと使えばいいし、6番に置くんだったら6番でずっと使い続ける(べき)」と持論を展開。期待の若手捕手を育てる意味でも、打順を固定してじっくり起用すべきだという自身のスタンスを示した。
ベンチの判断を尊重する姿勢
一方で、谷繁氏はベンチの心境にも理解を示し、「でも一つ分かってほしいのは、ベンチは『これが最善策だ』っていう思いでやってる。もうそれだけなのよ」と代弁。続けて「そこの価値観、見方が人と違っても、そこで負けたら責任を取るのはベンチだから、いいのよ、そこは。しょうがないの、ベンチとしては」と語り、たとえファンの多くと見解が分かれても、勝敗の全責任を背負う首脳陣が熟考の末に出した決断なら尊重されるべきだと述べた。
現在も続く試行錯誤
なお、石伊は7月5日の試合で6月21日以来となる3番の打順に入るなど、ベンチによる試行錯誤の打順設定は今も続いている。
谷繁元信氏のプロフィール
横浜ベイスターズ、中日ドラゴンズなどで活躍した谷繁元信氏。2014年シーズンより中日ドラゴンズ選手兼任監督、2016年シーズンは専任監督を務めた。ベストナイン1回、ゴールデングラブ賞6回、最優秀バッテリー賞4回の受賞歴に加え、27年連続本塁打および捕手としての試合出場のギネス世界記録、通算3021試合出場の日本プロ野球記録を持つ。



