9日のソフトバンク対日本ハム戦(みずほペイペイ)で、ソフトバンクが5―4で逆転勝ちし、2カード連続の勝ち越しを決めた。三回に栗原陵矢の37号2ランが飛び出し、上沢投手が約1か月ぶりの白星を手にした。
三回に逆転、打線の集中力光る
前日に14得点で大勝したソフトバンクは、この日も序盤にリードを許しながら、12球団で唯一、得点が600点を超える打線の集中力を見せた。すぐに好機を作って追い上げ、栗原の一発で逆転勝利を呼び込んだ。
2点を追う三回、周東の適時内野安打で1点差に迫り、二死二塁の好機で栗原が打席へ。高めの速球を右翼テラス席へ運んだ。「少し上がりすぎたかなと思ったが、最高の形になってよかった」と振り返った。
主砲の覚悟、40本塁打への視線
前夜は9月初アーチを含む2本塁打をマークし、勝利に大きく貢献したが、試合後に笑顔はなかった。「もちろんうれしいけど、チームが勝てばいい時期」。個人成績には執着せず、リーグ優勝だけを見据えた4番は浮かれていなかった。
今季37号を放ったこの日も同じだ。視界に捉えた大台の40本塁打については、「頑張ります」と話すにとどめた。9月は昨季まで2年連続で月間MVPを獲得した良いイメージもあるが、けがで終盤ようやく貢献できた前年と違い、今季は主砲としてシーズンの大半を過ごした。「責任感を持ちながらっていうのは、去年とはまた違う」。言葉と背中に、チームを引っ張る選手会長の覚悟をにじませている。
指揮官も称賛、日本ハムは先発崩れる
小久保監督は「そんなに達から得点は奪えないかなと思っていたが、本当にいい集中力で、(三回に)一気に逆転できたのが今日の勝因」と語った。日本ハムは2戦連続で先発が崩れ、打線もつながりを欠いた。



