サンリオは9月12日、東京・明治神宮外苑の室内球技場にて「サンリオベースボールアカデミー in 東京」を開催した。首都圏の女子野球チームで活動する小学生58名が参加し、松井秀喜さん、五十嵐亮太さん、松井稼頭央さん、高橋由伸さんらに野球の基本動作を学んだ。
投げる・捕る・打つを学ぶ
今回で5回目の開催となるサンリオベースボールアカデミー。同社では『Play Smile. ~スポーツで、未来に笑顔を。~』をキーワードに、子どもたちの笑顔あふれるサンリオらしい野球教室を開催している。会場は東京都新宿区霞ヶ丘町2-4の明治神宮外苑室内球技場で、司会進行はテレビでもおなじみの杉谷拳士さんが務めた。
まずは「投げる」動作から。五十嵐さんは正しいボールの握り方や投げ方を解説し、「今日は指先で投げることも意識しましょう。指をしっかりとボールにかけて、できる人は回転をかけてみる。はじめは遊びながらやってみてください。ボールが傾かずに12時の方向に回転したら、伸びのあるボールになります」とアドバイスした。
守備の基本とレジェンドたちの指導
次に「捕る」動作では、松井稼頭央さんがボールを捕るときの身体の向き、グラブの出し方、内野手のステップ、スムーズな送球について解説し、目の前でお手本も披露した。ゴールデン・グラブ賞を4度獲得した華麗な守備に参加者たちは注目した。
講師たちとのキャッチボールや守備練習の時間も設けられ、参加者は講師陣の前に行列をつくって順々に指導を受けた。40分ほど身体を動かしたところで水分補給のため休憩し、松井さん、五十嵐さん、高橋さんはこの日のイベントをサポートする高校野球女子選抜のメンバーと談笑した。彼女たちは翌日(9月13日)、東京ドームでイチローさん率いるKOBE CHIBENと対戦する予定だという。
松井秀喜さんによる打撃指導と閉校式
イベント後半には、特別講師として招かれた松井秀喜さんが「打つ」コツについて解説。バットの出し方や「強く打つこと」のイメージ、足の踏み込み方など多岐にわたったが、「これは私のやり方です。みんなは、みんなの心地良いやり方があると思います。それを大事にしてください」と付け加えた。
また、素振りの大切さにも触れ、「自分は、本当はどう打ちたかったのか――。ボールを使った練習では、そのイメージが崩れることがあります。でも普段から素振りを繰り返すことで、ピッチャーが投げてきたボールに対しても、無意識に理想のフォームで打ち返せるようになります」と語った。実際にトスバッティングを実演し、このあと松井さんと高橋さんは参加者のスイングチェックも行った。
閉校式では、五十嵐さんが「野球の良いところは、身体が大きくなくても活躍できるところ。力が弱くても、走るとか、守るとか、活躍できる場面がたくさんあると思う。これからも毎日、野球を楽しんでください」とコメント。松井稼頭央さんは「みなさん本当に上手でした。大事なのは継続することです。高校でも女子野球チームで頑張っている先輩たちがいます。ぜひ、目標にして頑張ってもらえたら」と呼びかけた。
高橋さんは「みなさんが高校野球女子選抜のメンバーとして活躍する頃まで、おじさんたちも頑張ります。対戦することを夢見て野球を続けてください」と語り、松井秀喜さんは「みんな元気が良くて、私も『まだまだ上手になりたい』という気持ちになりました。野球を続けていくと大変なこともあるけれど、良い野球人生を送ってください」とエールを送った。囲み取材で松井秀喜さんは「この子たちに将来野球を選んで良かった、と思ってもらえたら嬉しいですね」と話していた。



