第108回全国高校野球選手権京都大会決勝が27日、わかさスタジアム京都で行われ、立命館宇治が鳥羽に10―3で快勝し、3年ぶり5度目の優勝を果たした。立命館宇治は8月5日に甲子園球場で開幕する全国大会に出場する。
終盤に3年生打線が爆発
両校2年生バッテリーの投手戦。同点の八回、立命館宇治は相手投手の乱れに乗じて一死満塁とし、3年生の藤川、東、保田が3連続適時打。押し出し四球も含めて7点を挙げた。投げては2年生の中尾と坂本の継投が要所を締めた。
鳥羽、猛追及ばず
鳥羽は四回に尾崎の適時二塁打で1点、六回に千田の2点適時二塁打で追いついた。チーム12安打を放ったが、あと一本が出ず、2年連続の決勝敗退となった。
保田駿介、不調振り払う3点打
指名打者・保田駿介は準決勝まで「不完全燃焼」だったが、八回一死満塁で左翼線への3点二塁打。里井監督から「背負う必要はないから、ホームランでも打ってこい」と伝えられたことでリラックス。「よっしゃ」と雄たけびを上げた。同選手は「大会になると周りの応援が聞こえないくらい緊張してしまう」と明かしたが、指揮官は「ポテンシャルがあり、きっかけさえあれば打てる」と信じて起用した。
鳥羽・正村、仲間の支えで力投
鳥羽のエース・正村翔太は7回を5安打3失点。三回に死球で動揺を見せたが、内角攻めのチーム方針を貫いた。昨夏も背番号1を背負ったが、5月頃に不振で「メンバーから外すことも考えた」(松下監督)という。しかし仲間の「エースはお前しかいない」の言葉に支えられ、最後の夏を力投で締めくくった。
立命館宇治の戦績
- 準決勝 6-2 京都翔英
- 準々決勝 9-4 福知山成美
- 4回戦 10-2 日星(8回コールド)
- 3回戦 8-1 峰山(8回コールド)
- 2回戦 11-1 府立工(5回コールド)
立命館宇治・里井監督「少しだけ運が良かった」
「選手とスタンドの一体感がある素晴らしい相手で、試合ができて光栄。勝てたのは少しだけ運が良かっただけ。選手たちは集中して戦い、成長してくれた。全国でも普段通り守りから攻撃につなげ、京都代表として一つでも多く勝ちたい」と語った。



