巨人・甲斐拓也が決勝ソロ、今季初安打が値千金の一発「久々すぎて、不思議な感触」
巨人・甲斐が決勝ソロ、今季初安打が値千金の一発

巨人は26日、ヤクルトとのセ・リーグ戦で5-3と競り勝った。八回にダルベックの2点二塁打で逆転したが、その裏に同点とされた。九回に甲斐拓也のソロと佐々木の適時打で勝ち越し、ヤクルトは5連敗となった。

投手戦から終盤に動く

ヤクルトの山野と巨人の井上による僅差の投手戦は一転し、終盤に大きく試合が動いた。巨人は八回にダルベックの2点二塁打で逆転したが、すぐさま同点とされる。3-3で迎えた九回、勝負を決めたのは今季ここまで無安打だった甲斐のバットだった。

一死走者なしで打席へ。4番手のウォルターズに2球で追い込まれたが、粘った末の6球目のカットボールを思い切り良くすくい上げると、打球は左翼席に吸い込まれた。力強く拳を握りしめながらダイヤモンドを1周し、「反応で打った。久々すぎて、不思議な感触だった」と喜びをかみしめた。

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今季初安打が決勝アーチに

この日が今季3度目のスタメンマスクで、今季初めて放った安打が値千金の決勝アーチとなった。ソフトバンクから移籍した昨季は、夏場に本塁クロスプレーで走者と交錯して右手中指を骨折。そのままシーズンを終え、2年目の今季も主将の岸田、大城、小林らの陰で二軍暮らしが続いていた。

ただ、若手と泥まみれになってプレーする中でも、33歳のベテランは下を向かなかった。「ここ何年も二軍でやっていなかったし、色々な思いはあったけれど、若い選手と色々話してやるのも大事な時間だと思う。変わらず、自分のやるべきことをやっていきたいと思ってやってきた」。誠実に野球と向き合ってきた時間が報われた瞬間だった。

橋上監督代行の期待

巨人・橋上監督代行は「(決勝ソロの甲斐は)そろそろ1本出るかなという期待はしていた。打撃はもちろん、投手をしっかりリードしてくれた。(6回2失点の井上は)初回に失点したが、先発としての役割をしっかり果たした」と話した。

常勝軍団ソフトバンクを何度も頂点に導き、修羅場をくぐり抜けてきた。「もう残り試合も少ない。チームが勝つために全力を尽くして準備するだけ」。経験豊富なベテランはここから挽回してくれるはずだ。

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