プロ野球のセ・リーグは2日、2位の巨人がヤクルトに1―5で敗れ、首位・阪神の優勝へのマジックナンバーが「1」となった。阪神が3日にデーゲームの広島戦で勝つか引き分けるか、負けても巨人がナイターのDeNA戦で敗れれば、リーグ連覇が決まる。
八回に集中打を浴び、打線は2安打に封じられる
巨人は二回にリチャードが先制ソロを放ったが、ヤクルト投手陣に2安打に封じられ、中継ぎ陣も崩れた。ヤクルトは八回の集中打で4点を奪い、巨人を振り切った。
残り2試合。負ければ阪神のマジックナンバーが「1」となる窮地で、巨人打線は難敵を攻略できなかった。4連敗中と苦手にしていたヤクルトの山野から放った安打は、リチャードのソロのみだった。橋上監督代行が「(チームの)懸案事項」と話してきた左腕攻略は、またしてもかなわなかった。
左腕対策が急務、CSでの再戦へ
ダルベックが下半身のコンディション不良でベンチを外れ、主砲を欠く状況で5番に入ったリチャードがソロを放ったが、後が続かない。左打者の内角、右打者の外角に鋭く曲がる変化球を打ちあぐね、四回に松本、泉口、大城が三者凡退に打ち取られるなど、七回一死から泉口が四球を選ぶまで、15者連続でアウトを並べられた。
打線の弱点は明らかだ。試合前まで対右投手の打率が2割4分に対し、対左は2割2分6厘まで落ちる。今季は、特に阪神の高橋、DeNAの東、中日の大野に各3勝を許すなど、特定の左腕に苦戦した。監督代行は「少しずつ改善しているところはある」としつつ、「うちは左の好打者が多く、左の好投手はちょっと(打つ)ハードルが上がるというのはある」と話す。
優勝の可能性を残す中、クライマックスシリーズで苦戦した投手と再戦する可能性は高い。対策は急務で、泉口は「何度もやられるわけにはいかない」、大城は「みんないい投手なので、頭を整理して臨みたい」と表情を引き締めた。
「ロースコアで、少ないチャンスで点を取らないと(好投手から)勝ちを拾うのは難しい」と監督代行。解消していかなければ、勝ち上がることはできない。
巨人・橋上監督代行は「山野投手が良かった。真っすぐも、うまくはじき返せないくらいだった。(3日のレギュラーシーズン最終戦は)いい形で終われるように精いっぱい頑張りたい」と話した。