巨人、難敵左腕を攻略できず崖っぷち 吉川「もう勝たないと後がない」
巨人、難敵左腕攻略できず崖っぷち 吉川「もう勝たないと後がない」

DeNA2―1巨人(クライマックスシリーズ・ファーストステージ=10日)。DeNAが終盤までもつれた接戦を制し、巨人は崖っぷちに追い込まれた。同点の九回に度会のソロで勝ち越し、その裏をレイノルズが抑えて逃げ切った。先発東は7回1失点の好投。巨人の先発井上も8回1失点と好投したが、打線がなかなか援護できず、マルティネスが手痛い一発を浴びた。

九回の勝ち越し弾で決着

1点を追う九回二死三塁。一打同点の場面で、巨人の大城が放った鋭い当たりは、左翼手のグラブに収まった。打線は再三好機を作りながら、最後まであと1本が出ずに惜敗。東京ドームに巨人ファンのため息が広がった。

1点を先行された直後の一回。1番の吉川が左翼フェンス直撃の二塁打を放ち、松本の犠打で三塁に進んで、泉口の一ゴロの間にすぐさま追いついた。ここまでは良かったが、次の1点が遠かった。

好機を生かせず

初回を含め、巨人は6イニングで先頭打者が出塁した。橋上監督代行は「活発に連打が続くとは思っていない。出た走者をしっかり得点圏に進めて、少ない安打で点を取るイメージだった」とバントなどで好機を作ったが、決め手を欠いた。六回は一死二塁で頼みの中軸に回したものの、泉口、ダルベックがいずれも中飛に倒れた。無安打に終わった4番のダルベックは「思うようにはならなかった」と肩を落とした。

多彩な球種で内外角を突いて7回1失点と好投した東が「ストライクを欲しがらず、しっかり組み立てられた」と胸を張れば、バッテリーを組んだ古市も「こういう負けられない試合でもほぼ失投がなかった」とエースの力投をたたえる。

崖っぷちからの反撃へ

レギュラーシーズンで0勝3敗、防御率1・33と苦手にしていた難敵左腕をこの日も攻略できず、巨人は崖っぷちに追い込まれた。2安打と気を吐いた選手会長の吉川は言った。「もう勝たないと後がない。勝つことだけを考える。それに尽きる」。道を切り開くため、なりふり構ってはいられない。