クライマックスシリーズ最終ステージで、横浜DeNAベイスターズが阪神タイガースを8―5で下し、第1ステージから6連勝でCS突破を果たした。1点を追う九回、2死二、三塁の好機で途中出場の三森大貴が逆転の2点適時打を放った。
九回に執念の逆転劇
甲子園の阪神ファンが「あと1球」と大合唱する中、DeNAはイニングをまたいだ阪神のクローザー工藤泰成から四球と内野安打で2死二、三塁の好機をつくった。ここで3番佐野恵太の代走で途中出場していた三森大貴が打席へ。159キロ、160キロの速球に追い込まれたが、3球目の高め直球を中前に落とし、土壇場から逆転した。
三森は「何とか前に飛ぶことを祈っていた。何も考えずに食らいついていくだけだった」と振り返った。
若手が支えた追い上げ
DeNAはシーズン中、開幕ローテーションの誤算や主力の離脱が相次ぎ、6月末には最大15まで負け越しが膨らんだ。しかし、新人を含む若手に経験を積ませ、7月以降は44勝27敗1分け、勝率6割2分と驚異的な追い上げで3位に滑り込んだ。
相川亮二監督は「3カ月間、勢いだけで勝てるものではない」と、日々成長するチームへの強い自負をにじませた。
日替わりヒーローの誕生
この試合では、2軍戦でも本塁打のないドラフト5位新人の成瀬脩人が2ランを放つなど、CSでも日替わりのヒーローが生まれた。同僚の故障で最終盤に出場機会を増やした成瀬は「誰が出ても変わらず結果を残せる」と語る。
盤石な主力がいるが故に控えとの戦力差が目立った阪神とは対照的な戦いぶりで、後半戦から連なる一丸の戦いがDeNAを2年ぶりの大舞台へと押し上げた。