全国高校総体(インターハイ)は7日、バレーボール女子で横浜隼人が初優勝を果たした。決勝では東九州龍谷(大分)と対戦し、高さで劣る中、セッター滝沢咲羽選手(3年)の変幻自在のトスが光った。
「どっちに来るか分からない」配球で的を絞らせず
滝沢選手は右へ左へテンポよくトスを散らし、相手に的を絞らせなかった。エースの佐々木結愛選手は「どっちに来るか分からない」と語るほど、その配球は予測不能だった。
小田原市出身の滝沢選手は「地元の神奈川で活躍したい」と横浜隼人に入学し、正セッターを任されてきた。最大の武器は、敵・味方の状況を瞬時に見極める判断力だ。佐藤喜一郎監督も「その日調子のいいスパイカーを選んでトスを上げられる」と評価する。
「どこからでもスパイクが飛んでくるチーム」を目指して
チームが掲げる目標は「どこからでもスパイクが飛んでくるチーム」。滝沢選手は最適なトスを提供するため、試合中もスパイカーたちと積極的に会話した。昨年の総体では8強に終わり4強の目標を逃したが、その経験が自信となり、今年は「日本一」に照準を定めていた。
念願の金メダルを手に「まだ実感がない」と笑うが、「これからは追われる立場。やることは変えず、日本一であり続けたい」と早くも王者の自覚を見せる。



