関脇安青錦(あおにしき)が22日の名古屋場所で10勝目を挙げ、大関復帰を決めた。1敗で賜杯争いは単独トップに。綱とりのかかる大関霧島らが2敗で追う。カド番の琴桜は白星を先行させた。横綱大の里が5敗目を喫した。
特例満たし復帰へ
安青錦は立ち合いで豪ノ山に踏み込まれたが、左の前まわしを離さず、体を開きながら回り込み、寄り切りで勝利。関脇に転落した場所で10勝し、大関に戻れる特例条件を満たした。
前日夜からこの日にかけて、時間の経過が長く感じられたと明かし、「起きてからとか、寝るまでが。いらないことを考えるのは得意なんで」と重圧を語った。
師匠と共に歩んだ道
カド番大関で迎えた先場所は左足首の捻挫で全休。師匠の安治川親方(元関脇安美錦)とともに、この名古屋場所では「10番勝つ気持ちじゃなくて、優勝をめざす」と臨んだ。取組後には「(これまでは)10番勝っても、あまりうれしくなかったけど、今日は特別。自分を信じて、親方に言われたことをやってきて良かった」と語った。
親方は「無事に帰ってきてくれれば、それでいい」と話し、会場を離れた。中日に痛めた左足親指の状況を考慮した発言とみられる。安青錦は「残り4日間、名古屋の皆さんに熱い相撲を見せられたら」と気力十分。12日目は単独首位の安青錦が土俵に上がるかが注目される。



