車いすテニス小田凱人、アジアパラで連覇 ロス・パラ出場権第1号
車いすテニス小田凱人、アジアパラ連覇 ロス・パラ出場権第1号

愛知・名古屋アジアパラ大会は23日、車いすテニスの男子シングルス決勝が行われ、世界ランキング1位の小田凱人(東海理化)が6―2、6―2で同9位の紀珍旭(中国)を破り、2大会連続の金メダルに輝いた。2028年ロサンゼルス・パラリンピックの出場権を獲得。全競技を通じて、日本勢の出場権獲得第1号となった。

地元・愛知での頂点に笑顔

愛知県一宮市出身の小田はコート上でのインタビューで「最高です。地元で、愛知で、金メダルを取ることができて、夢にも思っていなかった舞台で、しかも、こうして多くの人に見に来てもらって最高です」と喜びを語った。

骨肉腫を乗り越え頂点へ

9歳で骨のがん「骨肉腫」を発症。左股関節に人工関節を入れ、自分の脚で走れなくなった。打ち込んでいたサッカーもできなくなった。車いすテニスの第一人者、国枝慎吾さんに憧れ、10歳で競技を始めた。

「自分次第で変えられる」と後輩へメッセージ

これまでの歩みを振り返った小田は感極まり、言葉を詰まらせながら思いを吐露した。「今、悩んでいる子たちは、病気に限らず、全ジャンルでいると思います。ただ、全部絶対、自分次第で変えられると思います。僕は今日、変えることができました。病気をしなかったら、こんなことになっていないし、これが自分らしさと思えた。ぜひ皆さん、これからも注目して、まだ僕は自分の中ではてっぺんにはいないので。まだまだ上に行くので、皆さんも一緒に頑張りましょう」と話し、大きな拍手を浴びた。