陸上の全日本実業団対抗選手権最終日が13日、たけびしスタジアム京都で行われ、女子800メートルで田中希実(豊田自動織機)が2分2秒18の大会新記録で優勝した。専門外の種目での快挙に、自身も手応えを口にした。
専門外の800メートルで自己ベスト更新
田中は1500メートル、5000メートル、1万メートルの3種目に出場する愛知・名古屋アジア大会(19日開幕)前の最後の実戦として、普段は挑戦する機会が少ない専門外の800メートルのレースに臨んだ。気持ちの面で刺激を入れる意味合いもあったという。
レースは「他の選手のスタートダッシュが速いので、ちょっと固くなってしまった」と最後尾からの出発となった。それでも徐々に順位を上げ、2周目に入る手前でアジア大会800メートル代表の塩見綾乃(岩谷産業)に続く2位に浮上。残り200メートルを切ったところでギアを上げて塩見の前に出ると、最後は0秒12差の接戦を勝ちきった。
約5年ぶりの自己ベスト更新に手応え
800メートルの自己ベストを約5年ぶりに0秒18更新した田中は、「今までラストでちょっと止まりかけた時に抜き返されることが多かったけど、今日は粘れた方かなと思う。その粘りが(より長い距離の種目でも)すごく生きてくるんじゃないかな」と振り返った。
アジア大会へ「自分で支配してメダル争いに」
24日の女子1万メートルから登場するアジア大会に向けては、「もっと余裕を持って、自分でコントロールするようなレースがしたい。自分で支配してメダル争いに絡んで、見ている方をドキドキさせたい」と意気込みを語った。



