SVリーグ女子初の海外公式戦、SAGA久光がタイで白星発進
SVリーグ女子初の海外公式戦、SAGA久光が白星発進

バレーボールの大同生命SVリーグ女子は10日、バンコクで開幕戦が行われ、昨季女王のSAGA久光がA愛知に3―1で勝ち、白星スタートを切った。リーグ史上初の海外公式戦となる一戦は、タイの会場に歓声が響く中で繰り広げられた。

第1セットはA愛知が先取、新外国人とトムコムの攻撃に翻弄

第1セット、SAGA久光は序盤にリードしながら逆転を許し、A愛知に奪われた。決定力のある新外国人3人と元タイ代表セッターのトムコムが並ぶ相手の攻撃に翻弄され、お見合いしてボールを落とすミスが出るなど、らしくない展開が続いた。

難しい開幕戦に加え、リーグ公式戦初のタイ開催とあって環境も異なる中、前日のミーティングで「ミスするのは仕方がない。その後にどうするかが大事」と確認し合った実力者たちは、徐々にペースをつかんだ。

荒木のブロック連発と北窓のスパイクで連取、白星スタート

荒木は相手の癖を見極めて会場をどよめかせるブロックを連発。リベロの西村は好守で反撃の機運を高め、途中出場の北窓は勝負どころで難しいスパイクを決め、第2セット以降を連取した。

昨季は開幕3連敗とつまずいたが、今季は厳しい試合を勝ちきり、白星スタート。「自分たちが精神的に鍛えられて、こういう試合が初戦で良かったと思う」と荒木。「ほほえみの国」のコートに安堵の笑みが広がった。

中田監督と酒井監督のコメント、トムコムは母国で奮闘

SAGA久光の中田監督は「難しい試合だったが、ディフェンスでよく頑張った。コンビネーションなど、修正しないといけない部分はまだまだある」と話した。

A愛知の元タイ代表セッター、41歳のトムコムは熟練の技術を披露。SAGA久光の荒木に「異次元だった」と言わしめるトスワークで、相手に的を絞らせない多彩な攻撃を演出し、第1セットを先取した。だが、第2セット以降、チームは相手の粘り強いディフェンスに根負け。「みんないいパフォーマンスだったが、勝てずに非常に残念」と悔しさをかみ締めた。A愛知の酒井監督は「(昨季女王に善戦し)手応えはある。精度を高めていけば、いいチームになると確信できた」と語った。