クロアチア・サッカー連盟は13日、2006年から2012年まで同国代表監督を務めたスラベン・ビリッチ氏(57)が再び指揮官に就任すると発表した。ビリッチ氏は、2026年ワールドカップ(W杯)の決勝トーナメント1回戦でクロアチアが敗退した後、退任したズラトコ・ダリッチ前監督の後任となる。
ビリッチ氏の経歴と復帰の背景
ビリッチ氏は、クロアチア代表を2008年欧州選手権(EURO)の準々決勝、2012年EUROのグループリーグ敗退に導いた。その後、ベシクタシュ(トルコ)、ウェストハム(イングランド)、アル・イテハド(サウジアラビア)など国内外のクラブを指揮。2020年12月には中国の北京国安(現・北京国安足球倶楽部)の監督に就任したが、2022年に解任された。クロアチア・サッカー連盟は、ビリッチ氏の豊富な経験とチームへの理解を評価し、今回の復帰を決定した。
ダリッチ前監督の功績と退任
ダリッチ前監督は、2017年から代表を率い、2018年ロシアW杯で準優勝、2022年カタールW杯で3位、そして2026年大会では決勝トーナメント進出と、クロアチアサッカー史上最高の成績を残した。しかし、同大会のラウンド16で敗退した後、連盟はダリッチ氏の退任を発表。後任選びが進められていた。
今後の展望
ビリッチ氏は、2028年欧州選手権予選や次のW杯サイクルに向けて、チームの再建を託される。クロアチアは、ルカ・モドリッチら黄金世代のベテラン選手の引退が近づく中、若手選手の育成と新たな戦術の構築が急務となっている。ビリッチ氏は就任会見で「再びこの役割を任され、光栄に思う。チームの可能性を最大限に引き出したい」と語った。



