徳島・阿南市で6人制野球が「想定外の人気」、西日本大会へ発展
6人制野球が想定外の人気 徳島・阿南市で西日本大会へ

徳島県阿南市で始まった6人制の野球大会が、想定を超える関心を集めている。県大会に拡大し、さらに県外のチームも参加する西日本大会へと発展した。

9府県24チーム約210人が参加

9月下旬、阿南市で6人制の大会「西日本たいようホーム杯 U―9 in あなん」が開催された。徳島のほか大阪や兵庫、鳥取、香川など9府県24チームから9歳以下の約210人が参加した。

小学3年の三原壮真君が所属する広島・春日少年野球クラブは、6年生まで全19人のチーム。三原君は上級生に交じって試合に出ることもあるが、「投球や打球が速すぎて、おもしろくないと思うときもある」とこぼす。

同年代とプレーできる喜び

今大会、同年代と一緒にプレーして安打を打つことができ、「楽しかったからまたやりたい」と喜ぶ。藤井隆平監督(43)は「最初は6人制でどうなるんだろうと思ったが、すごく良い機会。地元に帰ったら周りにも話したい」と話す。

徳島・和田島かもめの小学2年生、鳴滝捺希君は県予選が初めての実戦となった。今大会の初日、いきなり本塁打を放つとベンチは大盛り上がり。チームメートや監督から「すごい!」とほめられると、鳴滝君も「ホームランは初めて。遠くまで飛んでうれしい」と笑顔が絶えなかった。

きっかけは「少子化」

野球といえば9人でするスポーツ。そんな常識を壊す「6人制」の野球が、小学生年代に広がりつつあるという。「野球のまち」として地域おこしに取り組む阿南市で6人制の大会を始めたところ、想定を超える関心を集めた。その背景には少子化があるとみられる。