SVリーグ女子の埼玉上尾メディックスに、昨季限りで引退したアタッカーの金田修佳選手(30)が現役復帰することが決まった。同チームは、これまでにロンドン五輪銅メダリストの荒木絵里香さんや、パリ五輪に出場したセッターの岩崎こよみ選手らがブランクを経て復活を遂げた「再生工場」として知られ、今季もその伝統が引き継がれる。
現役復帰の決意
埼玉県上尾市で8月24日に行われた新体制発表会見で、金田選手は「これでもかっていうくらい悩んだ。もう一度、日本一を目指したい」と決意を語った。金田選手は大阪国際滝井(現大阪国際)時代に15年の全日本高校選手権(春の高校バレー)準優勝に貢献。岡山シーガルズでは内定選手時代を含めて10シーズンにわたりプレーし、昨年現役を退いていた。
引退後は3カ月間、ボランティアとして母校で後輩にあたる中高生にバレーを指導。その最中に埼玉上尾から選手としてのオファーが届いたという。金田選手は「指導の楽しさが芽生え始めていた」としつつ、「指導していた子たちに『私もトップを目指したい』という夢を与えられたら」と考え、30歳での現役復帰を決断した。
再生工場の伝統
埼玉上尾はかつてプロ野球のヤクルトや阪神などで監督を務めた故・野村克也氏の「野村再生工場」に例えられる存在だ。14年には12年ロンドン五輪銅メダリストの荒木絵里香さんが結婚・出産を経て現役復帰。岩崎こよみ選手も同様のブランクを経て24年パリ五輪に出場している。
今季は25年に岡山シーガルズで引退した金田選手が2季ぶりにコートへ戻る。10月に開幕する2026~27年シーズンでの活躍が期待される。



