サッカーのワールドカップ(W杯)北中米3か国大会は14日(日本時間15日)、準決勝の1試合が行われ、スペイン(世界ランキング2位)がフランス(同3位)に2-0で快勝し、4大会ぶりの決勝進出を決めた。スペインは国際試合の連続無敗記録を歴代最長タイの37に伸ばした。
試合展開:スペインが攻守で圧倒
優勝候補同士の対戦は、スペインが序盤から主導権を握った。22分、オヤルサバルがPKを決めて先制。フランスは反撃を試みるが、スペインの組織的な守備を崩せない。58分にはポロが追加点を挙げ、リードを2点に広げた。フランスは終盤に猛攻を見せたが、相手の粘り強い守備を崩せず、3大会連続の決勝進出はならなかった。
エムバペ「高い位置で奪い返せず」
順調そのものだったフランスの旅路が、終わった。豪華なアタッカー陣が自在に動いてゴールを陥れてきたが、この日はスペインの組織だった守備に沈黙した。得点ランキング首位タイの8得点を挙げているエムバペが持ち味の快足を飛ばす場面は数えるほどしかなく、限られたシュートチャンスで枠を外した。ここまで5得点のデンベレ、大会最多5アシストのオリセが途中からポジションを入れ替えて打開を図ったが、効果は薄かった。
エムバペは試合後、仏テレビ局の取材に「高い位置で奪い返せず、できた時も直後のボールタッチはW杯の準決勝にふさわしいレベルではなかった」と嘆息した。
デシャン監督退任へ、3位決定戦に照準
2012年から指揮し、W杯で優勝1度、準優勝1度のデシャン監督は今大会限りで退任する。エムバペは「頭を上げないといけない」と語り、名将の花道を飾るべく、3位決定戦でもう一度体と心を奮い立たせる決意を示した。
デシャン監督は「技術的なミスが出て、我々の試合運びができなかった。戦術、身体的なレベルを100%にして臨むべきだったが、そうではなかった」と振り返った。
試合データ
【布陣】
フランス:ラクロワ=30分サリバ、コネ=46分ラビオ、ドゥエ=57分バルコラ、シェルキ=72分オリセ、T・エルナンデス=72分ディニュ
スペイン:トレス=74分オヤルサバル、メリノ=77分オルモ、ペドリ=77分ルイス、ウィリアムズ=83分バエナ、リョレンテ=83分ポロ
【警告】
フランス:ラビオ、エムバペ
スペイン:ククレリャ
スペインは19日(日本時間20日)の決勝で、イングランド―アルゼンチンの勝者と対戦する。フランスは3位決定戦に回る。



