7月11日、東京都渋谷区のMIYASHITA PARK内にある複合型エンターテインメント施設「or (オア)」で開催中の「三井不動産SAMURAI BLUE 3D EXPERIENCE Presented by SAISON」にて、元日本代表キャプテンでサッカー解説者の松木安太郎氏による特別トークショーが行われた。イベントは5月29日から7月20日まで開催されており、サッカー日本代表がピッチで見る「最高の景色」を3Dメガネで体感できる内容だ。
超大型3D LEDモニターで臨場感あふれる体験
会場には横9.6m×縦3.6mの超大型3D LEDモニターと360度音響システムが設置され、専用メガネを通して立体映像を楽しめる。日本代表の近年の実績を紹介するコンテンツが大迫力で映し出され、視界いっぱいに広がるフィールドは、メディア映像やスタジアム観戦とは異なる新たな体験を提供する。松木氏はこの映像について「いや~、迫力がありますね!選手と一緒に動いている感じでね」と興奮気味に感想を述べた。
松木氏が振り返るW杯日本代表の死闘
トークショーでは松木氏がFIFAワールドカップ2026(※原文ママ、実際は2022年大会か)の日本代表戦を熱く語った。グループリーグ第1戦のオランダ戦については、「僕はね、終わったあと『勝った』と勘違いしてるぐらいで、非常に良い試合だった。あのグループではオランダがトップで抜けるだろうと言われていたので」とコメント。中村敬斗選手のシュートを「かっこいいねぇ!本当に、あのシュートは見事でした!!」と絶賛した。
第2戦のチュニジア戦では、会場変更や悪天候による困難を指摘。「暑いだけでなく、雨もすごい降ったらしい。近くのホテルで断水や停電があった」と背景を説明。上田綺世選手については「体の強さを感じました。自分の持っているコースで決められた。日本の新たな強さが示されましたね」と評価した。
スウェーデン戦とブラジル戦の分析
第3戦のスウェーデン戦については、松木氏は会場で観戦。ダラスのドーム内は約20度と涼しく、「ハイドレーションブレイクがいらないくらい。選手は良い環境でプレーできた」と述べる一方、試合結果には悔しさをにじませ、「ヨーロッパのレベルの高さを痛感した。イタリアすら3大会連続出場できない厳しさ。もっともっと上を見ていかなきゃな」と語った。
決勝トーナメント1回戦のブラジル戦では、先制点を「本っ当~に良いシュート。相手のボールをカットして、そのまま。素晴らしかった!!」と称賛。しかし後半にブラジルが戦術を変え、両サイドからのクロスで日本のディフェンスを広げた点を指摘。「ブラジルの巧みさはやっぱり上だった。逆に言えば、そこまでさせた。これを教訓にして、頂点を目指す通過点にできれば前向きに捉えられる」と分析した。
今後の強化ポイントとサポーターの力
松木氏は「日本代表のディフェンスは今大会でも相当評価されている」としつつ、「各国、本当に特徴がある」と強調。メッシ、エムバペ、ハーランド選手を例に挙げ、「運動能力の高い選手が増えた。身長、パワー、スピードを持った選手が強調されているチームが多い」と指摘。その上で「ワールドカップは守っているだけじゃ上に進めない」と述べ、理想として「ボールを持っている選手がゲームメーカーになるチーム」を掲げた。
最後に松木氏は日本のサポーターを賞賛。「言霊のように、みんなの力になった。不安になりながらプレーする選手を後押しできるのはサポーターの声。ゴミ拾いの文化も素晴らしい」と語り、今後の日本代表への期待を込めて「次のワールドカップに向けて準備している選手がいっぱい。タレントも増えている。皆さんの応援が大きな力になる」と締めくくった。



