中国・大連市で建設中のサッカースタジアムで地滑りが発生し、作業員4人が死亡、1人が負傷した。現地当局が23日に発表した。
コンクリート打設中に崩落
事故は22日午後、大連市普湾新区にあるスタジアム建設現場で起きた。作業員がコンクリートを打設していた際、斜面が崩れ、作業員が土砂に巻き込まれた。
大連市応急管理局によると、現場から4人が遺体で発見され、1人が負傷して病院に搬送された。負傷者の容体は安定しているという。
スタジアムは2025年の完成予定
このスタジアムは、2025年に開催予定の中国全国運動会(全運会)のサッカー競技会場として建設が進められていた。収容人数は約4万5000人で、2024年末の完成を目指していた。
工事は中国の国有企業である中国建築工程総公司が請け負っていた。事故の原因については現在調査中で、当局は安全基準の順守状況を調べている。
過去にも建設現場で事故
中国では建設現場での事故が後を絶たない。2021年には深セン市で高層ビル建設中の足場が崩落し、5人が死亡。2020年には上海市の地下鉄工事現場でガス爆発が発生し、3人が死亡している。
大連市の事故を受け、中国国務院は全国の建設現場に対して安全点検の実施を指示した。特に大規模工事では、地盤調査や斜面の安定性確認を徹底するよう求めた。
地元メディアによると、死亡した作業員の家族には補償が行われる見通し。工事は当面中断され、再開のめどは立っていない。



